気がつけば2022年
どうも、えんです。
全然ブログ更新せず、笑っちゃいますね。
去年は4回更新できたので、2022年はそれを上回れるよう頑張ります(笑)
さてさて、昨年に引き続き、着物屋さんのイベント「カフェきもの」というイベントに参加しております。
仕事を辞めてしまうと、毎日着ていたはずが、洋服生活に慣れてきてしまい、いかんいかんと自分を鼓舞しております。
もっと着物熱を高めなければと思いますね。
自分は20代の頃から仕事で浴衣や着物を着ることが多かったので、本当に私服としてのオシャレ着物としてはまだまだ甘ちゃんなのです。
元々着物をオシャレで楽しんでいる着物ファンの方々と話したりすると本当に面白くて、
何それ見たいな情報が満載。いつも新鮮。
知らないことってまだまだいっぱいあるんだなぁと感服します。
私も今や着物ファンの1人ですから、もっともっと着物のオシャレをアップデートしていかねばと思うのです。
今日着物でお出かけの途中であるご婦人に声をかけられまして、
「素敵な着物ね。私も着物大好きなのよ。お茶かしら?お花かしら?」
すみません、どちらでもないのです。
80歳とおっしゃられていましたが、昔はよく着ていたそうで、自分では着れないと
1942年(昭和17年)生まれの方ですかね?
その年の流行語「欲しがりません勝つまでは」
この言葉でどんな時代かが瞬時にわかりますね。
その方が20歳になった頃は1962年。東京の人口1000万人突破の年。
洋服がどんどん主流になって、服の中でいろんなスタイルのファッションが出てきて、だんだん着物を着る人が減ってきた頃。ちょうどサザエさんの時代ですかね。
家族の中でもおばあちゃんのフネさんと波平さんしか着物は着てませんよね。
家族のスタイルも今とは変わってきてますもんね。
今日出会ったおばあちゃんはサザエさんと同世代ってことを考えると、着物をもう着ない世代ではあるんだよね。ちょっと悲しいけど、そういう時代。
でも冠婚葬祭はきちんと着物着て、晴れ着としての着物はちゃんと残っている。
今の時代は冠婚葬祭でも着物を着る人はごくわずか。
8割が着物着ているのって成人式くらいでは。
って、思うと、なんだか寂しい話ですよね。
着たいと思っているのに、自分で着れないって人はとても多い。
でも、着なくても人生にとって困りはしないので、結局自分では着れないまま人生を終える方は多いかもですね。
むかーし、ふらっとお店にいらっしゃったお客さんが言った言葉が今でも忘れられないんだけど、「おばあちゃんになったら着物は着たいと思っている。今はその時じゃないから着物は不要です。」と。
20代の若いお客さんだったんですが、やんわり我々の営業を断るためだったのかとは思うのです。でも、私の経験上、若いうちに着ることを覚えちゃうと、すんごい楽です。年をとってから着付けを覚えようとしたらハードルは高いです。それは確かですよ。
今はアンティーク着物とかお値段がお得なお店も増えているので、着物屋さんで仕立てるのがハードル高いようであれば、そんなお店から行ってみたら良いのではないでしょうか。
だいぶ脱線しましたが、いくつになっても着物を楽しめる人でありたいなぁとしみじみ思ったのでした。